外からの騒音や自宅の生活音・楽器の音などの騒音や防音について悩んでいるなら、窓のリフォームで対策できる可能性があります。ここでは、窓の防音リフォームが有効である理由、リフォームの種類や効果、費用相場、活用できる補助金制度について紹介します。
音は窓などの開口部から侵入することがほとんどです。一般的な単板ガラスは音を通しやすいため、遮音性能の高い窓に変えることで外からの音を遮断する効果が期待できます。
音は空気の振動で伝わるため、窓の気密性を高めることが防音に繋がります。古い住宅は窓やサッシの隙間から空気と一緒に音も出入りするため、リフォームで隙間をなくして気密性を高めることで隙間からの音漏れや音の侵入を遮断できるようになり防音対策として有効です。
既存の窓の内側(室内側)に、新しい窓をもう1つ設置する方法です。外窓と内窓の間に空気層ができることで、吸音材のように音の振動を抑えてくれます。気密性が高いサッシと併用すれば隙間から音が入ることも遮断できます。
大掛かりな工事は不要で1窓当たり30分~と短時間で施工できますし、内窓の取り付けは専有部分の工事となるためマンションでも対応しやすくなっています。
既存のサッシは残してガラスだけを防音ガラスに交換する方法です。防音ガラスには2枚のガラスを特殊中間膜で接着した防音合わせガラスやガラス間に真空層のある真空ガラスがあります。
サッシを残すため工事時間は1~2時間程度で終わりますが、ガラスだけ交換しても既存のサッシの気密性が低いと十分な防音効果が期待できません。既存サッシそのものの気密性が防音性を決めてしまう点に注意が必要です。
既存の窓枠やサッシごと交換する方法で、主に既存の枠の上に新しい枠をかぶせるカバー方法が用いられています。外壁や内装を壊すことなく工事ができ、窓全体のゆがみやサッシの隙間を改善して高い気密性と遮音性を実現できます。
既存の枠の内側に新しい枠を修めることになるため、ガラスのサイズは既存のものより小さくなってしまいます。工事時間は半日から1日程度と長くなり、工事費用も他の方法よりも割高になる傾向にあります。
内窓設置のリフォーム費用相場は、1窓当たり3万円~15万円です。窓のサイズや使用するガラスの性能によって変動し、小窓や腰高窓は比較的安く、開口部が大きな掃き出し窓は18万円程度まで高くなることもあります。
既存のサッシを残して防音ガラスへ交換する場合は、1窓あたり5~15万円程度が目安となります。こちらもガラスの遮音性能や厚みによって価格が大きく異なります。
外窓をサッシごと交換する場合は、1窓当たりが10万円以上です。壁を壊さずに新しい窓を上からかぶせるカバー工法でも小窓で15万円~30万円程度かかることがあり、3つの工法でもっとも高額となります。
国の補助金である先進的窓リノベ2026事業では、補助金額が1戸当たり最大100万円で内窓設置やガラス交換、外窓交換(カバー工法)が対象となります。工事費の50%相当が還元されますが、個人での申請ではなく登録した施工業者の代行申請となる点に注意が必要です。
千葉市では、住宅の窓を断熱窓に改修するための補助金制度を用意しており、かかる費用の4分の1(最大8万円まで)を千葉市が負担します。国の補助金との併用が可能ですが、新築住宅は対象外です。工事完了後の事後申請となります。
船橋市は、自宅の断熱改修やバリアフリー化にかかる費用の一部を助成する制度を用意しており、対象工事費用の10分の3(上限8万円)が補助されます。工事着工前の申請が必要であり、市内の施工業者でなければいけません。
流山市の補助制度は、(購入費 + 工事費 - 消費税 - 地方消費税 - 他制度の補助金等の額) × 1/4(千円未満切り捨て)×2(上限160,000円)となっています。既存住宅の居室に設置する、補助対象機器で登録されている窓であるなどの条件があり、流山市内の事業者から購入・流山市内の業者が設置することが求められます。
騒音や音漏れが窓ではなく、外部とつながる換気口や給気口、断熱材が不足した壁などほかの場所が原因である場合は内窓を設置しても思ったような防音効果が得られません。内窓の設置と同時に、換気口を防音仕様とするなどの対策が必要です。
ガラスによって防げる音の高さが異なります。楽器やアラーム音は高音域、車のエンジン音は中低音域となりますので、高温には防音合わせガラスを、中低音域には厚みや重さのあるガラスを、というように相性の良いガラスを選ぶことが大切です。
外窓と内窓に使うガラスの厚みが同じだと、特定の周波数でガラスが共振して遮音性能が低下するコインシデンス効果が発生してしまい、十分な防音効果が期待できません。防音性能を高めるために、外窓と内窓に採用するガラスの厚みを変えて固有振動数を意図的にずらしましょう。共鳴を抑えることができれば、窓全体の遮音性能を高められます。
窓をリフォームすることで防音性能を高めることはできますが、家の状況によって適した窓リフォームの方法が異なります。また、適した窓リフォームを選ばなければ十分な防音性能が発揮できない恐れもあるため、まずはプロによる現地調査をして自宅に合うリフォーム方法を選ぶことが大切です。プロに依頼するときには、利用できる補助金制度についても相談してみましょう。以下のページではおすすめしているリフォーム会社も紹介しています。ぜひ参考にしてください。



【このサイトに掲載する業者の選出基準】 2022年9月8日時点、「窓リフォーム 富里市」「窓リフォーム 成田市」「窓リフォーム 佐倉市」で各Google検索。各検索キーワードで上位15位まで表示された業者のうち、窓リフォームに対応している業者45社を選出しました。
上記業者の中から、千葉県に本社または支店があり、富里市・成田市・佐倉市の窓リフォームの施工に対応している業者で、「結露」「断熱」「防音」 「防犯」の窓リフォームが可能な業者を選定。その上で、以下の条件によって業者を絞り込みました。
十倉トーヨー住器…生産中のメーカー(豊和工業、LIXIL、三協立山アルミ)から生産が終了したメーカー(不二サッシ、TOSTEM)まで窓の取扱いメーカー数が最も多く、成田空港周辺地域共生財団の防音サッシ修理業者に指定されている。
さくら住建…最も多いカラーバリエーション(5色)の窓を取り扱っている上に、注文住宅を手掛ける工務店でもあるため、部屋全体のリノベーションにも対応することができる。
窓名人…輸入住宅とハウスメーカーの窓リフォームの施工事例を唯一掲載している。