「インプラス」とは、窓サッシのメーカーであるLIXILが提供している、室内用のリフォーム窓サッシです。今ある窓の内側にインプラスの枠を取り付け、二重サッシにするインナーサッシであり、防音と断熱を目的として開発された内窓です。外壁や柱に手を加えるような工事も必要がなく、さらに戸建はもちろんマンションでもリフォームが行えます。
インプラスは、シャッターが設置しにくいところのリフォームをしたいといった場合や、簡単な工事で窓のリフォームを済ませたいと考えている場合におすすめの工法といえるでしょう。また、工事の所要時間は、状況により異なる場合があるものの、「1つの窓につきおよそ1時間」が目安となっていますので、手軽なリフォームが可能です。
「リプラス」もLIXILにより提供されている製品で、今ある窓を1日で高性能な窓へ交換できる「取替窓」のことです。
こちらは既存のサッシを取り外して窓枠のみにし、窓枠に止水処理を施した後にベース材の取り付けを行い、新たに窓枠を設置します。その後、新しいサッシを窓枠に建て込んだら完了です。
今使っている窓の痛みや不具合が目立ってきた、といった場合に新しい窓に取り替え、さらに見た目や機能もアップさせられます。現在ある窓枠の上に新しい窓枠を取り付けるため、壁を壊さずにリフォームすることが可能です。
また、同じ大きさの新しい窓に変えるだけではなく、窓の種類を変更する・窓サイズを小さくすることもできます。
インプラスのメリットとして挙げられるのが、二重窓にできることから窓と窓の間に空気の層を作れるため、「断熱」「遮熱」「防音」の効果が期待できる点です。また、冬の寒い時期に結露を抑制する点や、内窓のガラスをくもりガラスのような形にすることで、プライバシーを保護できる点もメリットといえるでしょう。さらに、短時間で施工が完了できる点も注目しておきたいポイントといえます。
上記のように、インプラスでのメリットはさまざまなものがありますが、その反面デメリットとして考えられるのが、取り付ける窓枠とサッシによっては、ふかし枠を設置しないと取り付けができないケースがある点です。この場合には、家の内側に窓が出てくる形になってしまうために、見た目が悪くなる可能性が考えられます。
リプラスのメリットは、室内側の見た目を変更せずに窓を変えることができ、断熱効果や遮熱効果を高められる点が挙げられます。この点から、冬場などに気になる結露の軽減もできるでしょう。さらに、変更後の窓に高性能ガラスを選択することも可能です。高性能ガラスはもしガラスが割れてしまった場合でも飛散しにくい特徴を持っているため、防犯対策にもなりますし、万が一地震などの災害の対策にもなります。さまざまな種類の窓のリフォームに柔軟に対応していますので、窓の性能をアップさせたいなどの要望に対応が可能です。
上記のメリットがある反面、リプラスを選択した際に考えられるデメリットとしては、インプラスと比較すると工事の工程が多いことから、施工時間がリプラスの方がかかる点です。窓の設置数や状況によって変わってきますが、工事はおよそ半日が目安となります。
こちらの記事では、窓のリフォームを行う場合にチェックしておきたい「インプラス」と「リプラス」について紹介してきました。それぞれの製品に合う設置場所や生活スタイルがありますので、あらかじめどのような特徴やメリット・デメリットがあるのかを把握しておくと良いでしょう。その上で、リフォームを行う場合には業者としっかりと相談した上で、インプラスとリプラスのどちらを選択するか決めることがおすすめです。



【このサイトに掲載する業者の選出基準】 2022年9月8日時点、「窓リフォーム 富里市」「窓リフォーム 成田市」「窓リフォーム 佐倉市」で各Google検索。各検索キーワードで上位15位まで表示された業者のうち、窓リフォームに対応している業者45社を選出しました。
上記業者の中から、千葉県に本社または支店があり、富里市・成田市・佐倉市の窓リフォームの施工に対応している業者で、「結露」「断熱」「防音」 「防犯」の窓リフォームが可能な業者を選定。その上で、以下の条件によって業者を絞り込みました。
十倉トーヨー住器…生産中のメーカー(豊和工業、LIXIL、三協立山アルミ)から生産が終了したメーカー(不二サッシ、TOSTEM)まで窓の取扱いメーカー数が最も多く、成田空港周辺地域共生財団の防音サッシ修理業者に指定されている。
さくら住建…最も多いカラーバリエーション(5色)の窓を取り扱っている上に、注文住宅を手掛ける工務店でもあるため、部屋全体のリノベーションにも対応することができる。
窓名人…輸入住宅とハウスメーカーの窓リフォームの施工事例を唯一掲載している。