リビングの掃き出し窓から伝わる冷気やすきま風、毎朝のように発生する結露に悩む家庭は少なくありません。住まいの断熱性を向上させるには、内窓の設置やカバー工法といった窓リフォーム、あるいは腰高窓へのサイズ変更が効果的な対策となります。こちらでは、各工事の特徴や費用相場に加え、費用負担を軽減できる補助金制度について詳しくご紹介します。
「掃き出し窓」は、床から天井近くまで高さがある大型の引き違い窓であり、庭やベランダなどへの出入り口として設置されるケースや、外からの光をたくさん取り入れたい空間などで用いられています。かつては、部屋の掃除を行った際にゴミやチリを外に掃き出す窓として使用されていたことから「掃き出し窓」と呼ばれています。
住宅の中で最も熱の出入りが大きい場所は窓などの開口部です。特に掃き出し窓は壁面に占めるガラスやサッシの面積が大きいため、外気温の影響をダイレクトに受けやすい構造になっています。冬場は室内の暖気が窓から逃げ出し、外の冷気が伝わることで部屋全体の温度が下がってしまいます。
また、暖かく湿った室内の空気と冷やされたガラス面の温度差によって結露が発生します。結露した水分を放置すると、サッシ周りやカーテンにカビ・ダニが発生する原因となり、室内環境の悪化につながるケースも珍しくありません。住環境の快適さと衛生面を保つためには、窓の断熱改修による根本的な対策が欠かせません。
既存のサッシを撤去せず、その上から新たな断熱サッシを被せる方法をカバー工法と呼びます。こちらの方法の場合、もともとのサッシのフレームを残すことから構造への影響が少ないという特徴があります。
| メリット | ・外壁や内装を壊さずにリフォームを行える ・窓専門業者のみで施工が完結する ・施工は1か所あたり半日〜1日で済む ・費用を抑えられる |
|---|---|
| デメリット | ・開口部がひと回り小さくなる ・足元に段差が生じる |
| 費用目安 | 約30〜45万円 |
※費用は「一般的なリビング用掃き出し窓」を想定。サイズやメーカー、施工条件などにより変動します。
参照元:断熱リフォームの匠(https://www.dannetsu-takumi.com/contents/column/hakidashi-window-replacement/#i-2)
既存の窓をそのままにして、内側に窓を設置する方法です。二重窓化することによって窓からの熱の出入りを防げます。窓が二重になり、窓と窓の間にある空気の層がクッションになるため、家の中と外で熱が移動するのを抑えられます。
| メリット | ・施工の手軽さに対して高い断熱・防音効果が期待できる ・壁や外装を壊す必要がない ・1か所あたり30分〜1時間程度で済む |
|---|---|
| デメリット | ・窓が二重になるため、掃き出し窓から頻繁に出入りする場合には不便を感じることがある |
| 費用目安 | 約15〜23万円 |
※費用は「一般的なリビング用掃き出し窓」を想定。サイズやメーカー、施工条件などにより変動します。
参照元:断熱リフォームの匠(https://www.dannetsu-takumi.com/contents/column/hakidashi-window-replacement/#i-2)
ガラス交換は、元々のサッシを残したままでガラスだけを交換する方法です。またはつり工事は、古いサッシ枠を完全に撤去し、新たな枠を設置する方法です。
| メリット |
・ガラス交換:費用を抑えられる ・はつり工事:カバー工法のように窓が小さくなることはない |
|---|---|
| デメリット | ・ガラス交換:サッシの断熱性はそのままであることから体感できる断熱効果は限定的 ・はつり工事:外壁の一部を削る必要があるため工期が長くなり費用も大きくなる |
| 費用目安 | ガラス交換:5〜12万円 はつり工事:約72〜108万円 |
※費用は「一般的なリビング用掃き出し窓」を想定。サイズやメーカー、施工条件などにより変動します。
参照元:
断熱リフォームの匠(https://www.dannetsu-takumi.com/contents/column/hakidashi-window-replacement/#i-2)
トラストホーム(https://k-th-reform.com/blog/27687/)
「腰高窓」とは、床面から80cm〜90cmほどの高さに設置される窓のことです。大人の腰付近に窓枠の下端がくることが名前の由来です。窓の下にある壁面スペースを有効活用したい場合や出入り用の窓が必要ない部屋などで、腰高窓が選択されます。
大きな掃き出し窓を腰高窓へ変更すると、開口面積が小さくなり壁の割合が増えます。その結果、室内の気密性・断熱性能が向上し、冷暖房効率が高まりやすくなる点が魅力です。
また、窓の下にテレビ台やソファといった家具を配置できるようになるため、レイアウトの自由度が増します。外からの視線が届きにくくなってプライバシーが保護されるほか、足元からの不審者侵入を未然に防ぐセキュリティ面での改善も期待できます。
掃き出し窓から腰高窓にリフォームした場合、開口部が小さくなるため外からの光や風の出入りが少なくなる点や、開放感がなくなるといった点が挙げられます。また、窓からの出入りができなくなるため、庭やウッドデッキなどの出入りに掃き出し窓を使用していた場合には、不便を感じる可能性も考えられます。
窓のリフォームを行う場合には、補助金を活用できるケースもあります。例えば、「先進的窓リノベ2026事業」「既存住宅の断熱リフォーム支援事業」などがあります。
| 補助金制度 | 補助金額 | 主な条件 |
|---|---|---|
| 先進的窓リノベ2026事業 | 工事内容や断熱性能に応じて 一戸あたり最大100万円 (戸建て住宅の場合) |
高断熱窓・ドアへの回収工事が対象 2025年11月28日以降に対象工事に着手し、2026年12月31日までに全工事を完了 登録事業者が施主に代わり申請手続き |
| 既存住宅の断熱リフォーム支援事業 | 補助対象費用の1/3以内 ・戸建て住宅:1戸あたり上限120万円 (玄関ドア5万円分を含む) ・集合住宅:1住戸あたり上限15万円 (玄関ドアも改修する場合は上限20万円) |
・所定の省エネ基準を満たす高機能建材(ガラス・窓等)を用いた既存住宅の断熱改修 ・省エネ効果(一次エネルギー消費量の15%以上削減等)が見込まれる工事であること |
参照元:
LIXIL(https://www.lixil.co.jp/shoenehojokin/2026/madorinobe/)
補助金ポータル(https://hojyokin-portal.jp/columns/senshintki_mado_renovation)
北海道環境財団(https://www.heco-hojo.jp/danref/index.html)
掃き出し窓から伝わる寒さや不快な結露を防ぐには、内窓の設置やカバー工法でのリフォームが効果的です。部屋の断熱性や防犯性を高めたい場合は、腰高窓への変更という選択肢もあります。腰高窓への変更は、費用がかかるものの断熱性や防犯性などが向上するなどのメリットが期待できます。
また、窓の断熱改修には国や自治体の補助金が適用できるケースが多いため、施工前に利用可能な制度を確認しておくと安心です。寒さや結露の解決のためにリフォームを検討している場合には、まずは窓リフォーム実績が豊富な専門業者へ相談し、現地調査や見積もりを依頼をしてみてください。



【このサイトに掲載する業者の選出基準】 2022年9月8日時点、「窓リフォーム 富里市」「窓リフォーム 成田市」「窓リフォーム 佐倉市」で各Google検索。各検索キーワードで上位15位まで表示された業者のうち、窓リフォームに対応している業者45社を選出しました。
上記業者の中から、千葉県に本社または支店があり、富里市・成田市・佐倉市の窓リフォームの施工に対応している業者で、「結露」「断熱」「防音」 「防犯」の窓リフォームが可能な業者を選定。その上で、以下の条件によって業者を絞り込みました。
十倉トーヨー住器…生産中のメーカー(豊和工業、LIXIL、三協立山アルミ)から生産が終了したメーカー(不二サッシ、TOSTEM)まで窓の取扱いメーカー数が最も多く、成田空港周辺地域共生財団の防音サッシ修理業者に指定されている。
さくら住建…最も多いカラーバリエーション(5色)の窓を取り扱っている上に、注文住宅を手掛ける工務店でもあるため、部屋全体のリノベーションにも対応することができる。
窓名人…輸入住宅とハウスメーカーの窓リフォームの施工事例を唯一掲載している。